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  • 執筆者の写真Matsumi

変化-体の声を聴く

更新日:2019年8月9日

自立(非介護認定)の方々のために開催されているデイサービスのヨガ

実験的に操体法の基本体操を始めて2か月過ぎました。

変化がでてきました!

からだの快・不快が 以前よりわかるようになり

呼吸と共に気持よさを感じながら行うと

体の動きが良くなることをほぼ全員感じとれるようになりました


始めたころは みなさんぽか~~んとして

「わからない・・・」と言っていたのに・・・


自宅で自習はしていない様子なので基本体操は週に1回15分弱

それでも繰り返すことで確かに変わってきました

もっと時間がかかると思っていたので嬉しくびっくり


「動きの悪いところをあえて動かさなければ

かえって動かなくなってしまうのではないですか?」

と度々質問してくる方がいた


「それはそうですけど 動かすときに‛気持ち良いほうに動く’が基本です

痛かったり不快な感じがするのを無理して動かすことは体を痛めます」


と何度も答えてきたたが いまいち腑に落ちないようだった


(リハビリは痛みを伴う 最近理学療法士で操体法を取り入れる人が出てきていると聞く)


質問をしてきた方は基本体操で体が変化することが体感できてきたせいか

「肩というか‥この辺が痛いのはどうしたらいいですか?」


「からだに聴いて動かす  気持ち良さに沿って動かすんです」

少しだけ誘導して動いてもらった


「あ、ちょっと楽になります・・!」

その方のからだの動きに沿って 更にかみ砕いて丁寧に伝えた


「ようは 自分で探るというか見つけるってことですね?」


「そうです!!!」


やっと少しわかってくれたみたい

自宅で本気でやってみてくれるといいのだけど・・・


そのやり取りを聞いていた方が

「私のマンションには老人がたくさんいて 廊下をびっこひいて歩いています

そういう人にもこれはいいんですか?」


「もちろんです! そういう人にこそ教えてあげてください

○○さんが覚えてそういう方々に伝えてください」


どうなるやら・・・・

自分の体が変わることが実感できれば取り組む意欲が出てくるだろう



みな 外から動きを与えられる事に慣れ過ぎている


「肩が痛い」といっても 個々人のからだの状況 ライフスタイル 千差万別 


「これをすれば治ります」的なものが世の中に溢れている


痛みや不具合は自分でつくったものでもあるのだから

自分のからだに聴いて 教えてもらう

その叡智をもともと私たちは授かって生まれている


操体法はそれを具体的に伝えてくれるものの一つだ


けど


こういうことに関心を持つ人 やってみようと思う人は

少数なんだろうねぇ・・・・


体の感覚をつかめなければ

体の深い緩みによる意識の変化までは まだまだ難しいと思う


でも


自分の体を自分自身で少しでも楽にすることができて

同時に心も緩めることができ 意識を拡げることに繋がる


それが自分でできることは

人生の質を大きく変えることにつながる



私は自分自身の人生において思うので 

私は大事にしていきたいと思う・・・・・


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