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  • 執筆者の写真Matsumi

ヨガでトラウマ2

いろんな方にヨガをさせて頂くとヨガがトラウマになってる人に良く出会う。


「体が硬いのでこれこれ~のポーズができなくて、すごく苦手意識があります」


「シャバアサナで動いたら注意された。死体なんだから動いちゃいけません!と」


それ以来その方にとってシャバアサナ(仰向けでリラックスするポーズ)は

「けして動いてはいけない!」と緊張するポーズとなった・・・・・・


なんだかなぁ。。。。と良く思う


わたしは色々な事をしてくる中の一つがヨガなのでそういう観点からヨガをとらえている。ヨガの専門性や深い哲学を教えられる素晴らしい先生方はたくさんおられる。

ヨガをやりたい方は自分のニーズに沿って先生を選んだらいい。

私の場合、仕事柄、一期一会だったり、ご高齢者が対象のことが現状多いので、


「ヨガで決してトラウマをつくるまい!」と心に決めている。


ヨガのポーズはもともと深く内省するための集中力と体力を創る土台でもある。

ポーズができて完成ーではない。

多くの方の体を観てると、このポーズは多くの人にとって難しい、とか危ない、と思うことが沢山ある。

そういうポーズを選ぶ必要はない。

難しいポーズができたところでなんなのか?。

誰にとっても難易度が低く危険のないポーズを選ぶ。

まずは体を動かす気持ち良さを感じてほしい。

そうしたらその人はその後、ヨガでなくても自分の体に関心を持つきっかけになるかもしれない。

そしてできれば体の動きを観ることで自分を客観視する内省力をつけられるといい。

自分自身を知る力が付く。心や脳の疲労も取れる。


ヨガをやり慣れている人は簡単なポーズをしながらいくらでも意識を深くすることができるだろう。

それこそがヨガの神髄の一つ。

ヨガの世界は奥深い。

人の体そのものが奥深い。

意識が変われば体も変わる。


情報が溢れかえる現代、外から取り入れるものではなく内なるものに目を向けてほしいともよく思う。


情報は自分自身の真実ではない。

却って真の自分が混乱し美辞麗句や無意識のごまかしで本来の自分から離れていく。


自分の心・意識の深さだけが誰にとっても自分自身の真実だから・・

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