ある日のご高齢者のヨガ 「せんせい 足が痛いんだよ」
「どうされたんですか?」
「ここ、はたかれたの それで痛いんだよ」
何年も前に家族にいきなり足をたたかれ、それ以来痛いという。
骨折したり 怪我をしたわけではない。
「・・・・そうなんですね。びっくりしたでしょう いきなりはたかれて
痛みのある所に話しかけてあげるといいかもしれないですね
痛かったね びっくりしたね 大変だったね・・」って
「そうか~ そういうの、あるかもしれない やってみるよ」
短い時間のやり取りしかできなかった
翌週その方に「足の痛みはどうですか?」と話しかけると
「せんせい 足、楽になったんだよ。今日、もう一回やってほしいと思ってさ」
今度は少し時間をかけてゆっくり話を聞いた。
家族の為に一生懸命心身尽くした。けれど いきなりひどい仕打ちをされたことに
怒りと悲しみがたくさん心に詰まっていた。
その方の気持ちによりそってたくさん話をきいて慰めた。
翌週「せんせい 痛いの治ったよ」
からだとこころはひとつ
わたしにとっては当たり前なんだけど
そんな風にからだとむきあっていなければわからないことかもしれない
からだとのつきあいかた
こころとのつきあいかた
ご高齢者とこんなやり取りをしてると 時にせつなくなる
「もっとはやく こういうことを知っていたら
自分の心を自分でわかって 自分自身を慰めてあげられたら
自分が自分をよくわかってあげられたら
そんなに長い時間 辛い気持ちと痛みを抱えていなくても良かったのに・・」
とよく思うのです・・・・
からだ こころ 人生 魂 生死 輪廻転生
わたしたち 何のために ここ地球に生まれてきたのでしょうね・・・
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